2015年10月10日土曜日

ロシアワールドカップ予選AWAY シリア戦レビュー ~ビルドアップは省略される~

日本のスタメンは、西川、酒井高徳、吉田、槙野、長友、長谷部、山口、本田、香川、原口、岡崎でいつもの4-2-3-1
シリアのスタメンは、省略で、4-4-2



序盤は、シリアが前に出てきたこともあり、ボールが落ち着かない状態となる。
どちらかというと、シリアが攻めて、日本がカウンターで応酬といった感じ。
シリアの目に見える狙いは、長友サイド。背の高くない長友のところへロングボールという形が目立った。長友も必ずしも競り負けていなかったので、すごく効果的というわけでもなかったが。

前半10分位から、シリアが引いてきたのか、徐々に、日本がボールを保持し、シリアが守ると構図に変化する。
ところが、日本の短いパスからのビルドアップが上手くいかない。サイドに振っても、シリアにスライドで追いつかれる。
多分、サイドチェンジのパスが遅いのと精度が悪いのが原因。
短いパスがつながらないので、日本は、個人での突破と長めのボールを多用することで、ボールを運ぶようになり、チャンスをつくっていく。代わりに中盤を越すボールが増えたため、香川が若干消える。
ついでに、ビルドアップのために、吉田がひきつけるドリブルをしていたが、あぶなっかしかった。

シリアの反撃も何度かあったが事なきを得、日本も得点を奪えずで、前半終了。
反省点は、短いパスでのビルドアップが上手くいっていないところ。

後半の入りから日本は、前プレを強め、シリアを押し込めようとするがシリアも負けじと押し返してくる。
その結果、攻守の切り替え対決となる。
ちなみに、相手の守備が整っていないうちに相手陣内に攻め込むことが多くなるので、問題となっているビルドアップは関係なくなる。そして、この対決を制したのは日本。長いボールから岡崎の走り、ファール→待望のPKで、本田が決める。
原口→宇佐美、シリアもFWを交代。
切り替え対決が続くなかで、日本がやや押し込んだところ、香川のサイド突破から岡崎で、さらに追加点をあげる。
香川→清武
切り替え対決なので、シリアが勝つときももちろんあるが、個人の精度を欠いてくれるおかげで、点は入らない。
岡崎→武藤
中盤の競り合い対決を日本が制し、本田の飛び出し、最後は、宇佐美が決めて、3点目でこの試合を締めくくった。


では、プレビューの回収

※プレビューはこちら
http://same-frequency-football.blogspot.jp/2015/10/Syria-a-preview.html

1.シリアは、カウンター狙いでくるはず。それを阻止できるか。
シリアが思ったより、前に出てきたので、必ずしも(ロング)カウンター狙いとは言い切れなかった。
ただ、後半は、トランジッション対決・カウンター打ち合いみたいな展開となったなか、得点を決めたのは、日本の方だった。
プレッシングや1対1の勝率は、日本の方が優勢だったと思う。

2.シリアの守備ブロックをかいくぐるために必要なこと
サイドチェンジが重要と書いたが、上手くいかず、ビルドアップ不全となった。このレベルで、上手くいかないと、次が大変になるだろう。相手守備ブロックを越える長いパスが、効果的だった。

3.190cmほどの選手がいる
いた?


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