Same Frequency: フットボールスタイル　～ディフェンス面を見てみよう～

■前書き
言葉が足りない。というのが、まとめている時の率直な感想。
攻撃に関する用語に比べ、ディフェンスに関する用語は、非常に少ない（知らない）。
※もしかしたらイタリア語とかには沢山あるかも知れない。

攻撃面の時と同じように、フットボール・サッカースタイルをもう一度見直してみよう、まとめ直してみようという企画です。そして、さらに新しい（？）スタイルが浮き出てこないか期待してみようというものです。

※ちなみにオフェンス面のスタイルについてはこちら
１．基本のフットボールスタイル
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/same_frequency/article/52
２．ポゼッションをもう少し
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/same_frequency/article/53
３．ムービングを考慮しよう
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/same_frequency/article/55
４．間の概念を埋めよう
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/same_frequency/article/59
５．間の概念を埋めてください
http://same-frequency-football.blogspot.jp/2015/06/httpswww.html

■軸決め
・縦軸
攻撃面の時の縦軸は、速攻か遅攻かというもので、一言で言ってしまえば時間軸でした。
ディフェンス面では、速さ×時間は距離だということで、高い位置で守るか低い位置で守るかというものにしました。
もっと言うと「ゴールまでの距離」という考え方ですね。

・横軸
攻撃面の時は、こちらから崩すか崩れるのを待つかという「志向」の軸でした。ディフェンス面を考えるときは、ゾーンかマンツーマンか、もっと言えば、地域を守るのかそれとも人についていくのかという「志向」の軸としました。

・高さ軸
こちらは、攻撃面の時と同じ、初期ポジションを崩すか崩さないかというものを軸としました。

■プロットしてみる
図のように、管理人が知っている言葉をプロットしてみました。以下、各プロットの説明です。

・ゾーンディフェンス
文字通りゾーンを守る守備体系。守備ラインの上げ下げで守備の高さは調節できるので真ん中にプロット、基本的に初期ポジション・ゾーンを守ることが優先事項のはず。とはいえ、自分の守備ゾーンを超えて守りに行ったり、ボールホルダーには、マンマークといっても差支えないアプローチをする。などと言っていると、プロットがふわふわしてくるので、ひとまず図の位置に落ち着ける。

・マンツーマンディフェンス
文字どおり人につくディフェンス。人が動けばマークも動く、ということは、初期ポジションは崩れる一方なので、図の位置にプロット。守る位置は高くも低くもなるだろう。

・前からプレス
早くも言葉に詰まる。ほかに適当なものが思い浮かばないので、これにした。
高い位置から守備をすることで、基本的には、相手ゴールに近い位置から攻めることを目的としたスタイル。
前からプレス・チェイスに行く部分は、人に対してマークに行くところもあるし、ゾーンに対して守備に行っているともいえるので中間にプロット。チェイスに行くと当然初期ポジションは崩れる、と。

・リトリート
リトリートでポジションを崩しまくってディフェンスしているのは見たことがない（相手にくたくたにされているのはたまに見るが）ので、初期ポジションを極力崩さないにプロット。ゾーンでもマンツーでもできるので、そこは中間に。
マンツーだとポジション崩れぎみになるかも・・・

・プレッシング
ボールホルダーに対して複数人が守備に行くスタイル。ポジションは崩すが、高い位置でも低い位置でもできるのでそこにプロット。地域を守るか人につくかといわれるとどっちでもできると思う。

・ゾーンプレス
ポジションはある程度守って、プレッシングに行くので、図の位置にプロット。非常に悩んだ。ゾーンプレスとプレッシングをあえて分けるものがあるのかは、難しい。

■新しいスタイルは見えてくるか
１．低い位置で守るのに、ポジションが崩れているスタイル
ゴールから人を遠ざけるようにポジションはとられるべきなので、考えにくい。しいて言えば、5バック迎撃型の守備か。

２．ポジションを崩さず、高い位置で守るスタイル
ハイラインのゾーンディフェンスがこれに当たるか。そもそも高い位置と低い位置の守備の時で用語がない（知らない）んだよなぁ。
３．マンツーマンプレス
マンツーマンなのに複数の人数でプレッシングという矛盾だらけの言葉が出来上がった。
とはいえ、人につくという意味で使えばプレッシングと矛盾しないと思う。ゾーンを無視して、ボールを持っている人にどこまでもプレッシングするという意味合いになるか。負けている時にボールを追いかけまわしている状態がこれに当たるか。

というわけで、新しいスタイルは見えてこない気がする、といったところでこの項は了。
その他、何かご存知の方は、コメントを頂ければ幸いです <(_ _)> 。